2016年6月12日日曜日

Hello, Paul Smith!

Paul Smith Exhibition in National Museum of Modern Art, Kyoto

仕事の関係もあり、ポール・スミス展へ行ってきました。
ロンドンから始まった展覧会はヨーロッパのいくつかの都市を巡回した後、
日本では京都で最初に開催されることになりました。
このあと、名古屋と東京にも巡回します。

私は、6月4日の初日に行きましたが、若い人から年配の人まで様々な年代の人達が訪れていました。
ポール・スミスの発想の源や、どのようにしてブランドを立ち上げていったのか、
どのようにして服飾品が作られていくのかなど、
映像やスタジオの再現などを通して紹介されて行きます。



ポールにとって、カメラはライフワークのようなものです。
ポールの父はアマチュアカメラマンで、ポールも若い頃から写真に親しんできました。
カメラは決定的な瞬間を永遠に残すことができます。
デザイナーにとってモノを観察することは重要なことです。
そこからインスピレーションが生まれます。
"見る"ものだけではなく、
"目に映る"もの、そうしたあらゆるものが発想の源になっていきます。

独特のストライプ柄は糸を台紙に巻き付けて色を決めて行きます。
そうすることで、実際に織布になった時のイメージに近いものになるのです。

展覧会自体は、規模が小さく、ぱーっと廻る方は30分もあれば十分かもしれないですね。
驚きを与えたいというユーモアのあるポールの遊び心と英国の歴史や伝統の中から生まれる、ひねりの効いたクラシックなポール・スミスの世界。
Have a nice day!