Paul Smith Exhibition in National Museum of Modern Art, Kyoto
仕事の関係もあり、ポール・スミス展へ行ってきました。
ロンドンから始まった展覧会はヨーロッパのいくつかの都市を巡回した後、
日本では京都で最初に開催されることになりました。
このあと、名古屋と東京にも巡回します。
私は、6月4日の初日に行きましたが、若い人から年配の人まで様々な年代の人達が訪れていました。
ポール・スミスの発想の源や、どのようにしてブランドを立ち上げていったのか、
どのようにして服飾品が作られていくのかなど、
映像やスタジオの再現などを通して紹介されて行きます。

ポールにとって、カメラはライフワークのようなものです。
ポールの父はアマチュアカメラマンで、ポールも若い頃から写真に親しんできました。
カメラは決定的な瞬間を永遠に残すことができます。
デザイナーにとってモノを観察することは重要なことです。
そこからインスピレーションが生まれます。
"見る"ものだけではなく、
"目に映る"もの、そうしたあらゆるものが発想の源になっていきます。
独特のストライプ柄は糸を台紙に巻き付けて色を決めて行きます。
そうすることで、実際に織布になった時のイメージに近いものになるのです。
展覧会自体は、規模が小さく、ぱーっと廻る方は30分もあれば十分かもしれないですね。
驚きを与えたいというユーモアのあるポールの遊び心と英国の歴史や伝統の中から生まれる、ひねりの効いたクラシックなポール・スミスの世界。
Have a nice day!